住宅街の歩行者専用の踏切。
自転車に乗った女子学生がスーっと来て目の前で踏切待ちしている。
そよ風にスカートがヒラヒラしてしている。
電車が通り過ぎる強風に期待したが、パンツが見えそうで見えない。もどかしい。
まだ踏切は上がらない。反対方向も来るようだ。
女子学生の後ろで靴ひも結ぶふりしてしゃがみ込んで見上げる。絶景だ。
ふと、目の前のタイヤの空気バルブに目が留まる。緩めるとシューと空気が漏れ出すが、電車が通り過ぎる音でかき消される。
踏切が上がり、女子学生は気づかず自転車を漕ぎ出すが、踏切を渡り終えるとタイヤを気にし始め、少し走った後に自転車を止めて降りる。
タイヤを点検してパンクと思い込み、困ってしゃがみ込んでいる。パンツ丸見え。
期待通りの展開に思わずニヤけながら、しゃがみ込みパンチラ見ながら歩いて行くと、ふと顔を上げた女子学生と目が合った。
ヤバいと思って足早に通り過ぎようとすると女子学生から声をかけてきた。
「すみません、ちょっと見てもらえませんか。」
「見ていいの?」と一瞬耳を疑ったが、「タイヤがパンクしちゃったみたいで」と。ああそういうことか。
自転車を挟んで向かい側からタイヤ見ながらも、ついつい視線は別の方へ。胸元もチラチラ見えたりして。
「おじさん、どこ見てるの?」
不意をつかれてしどろもどろになっていると、女子学生は膨らんだ股間にいたずらっぽく手を伸ばしてきて。
どうやら最初から気づいていて、逆にハメられたらしい。