「大江戸女教師遊戯」「江戸初期中編」「第一話」「宙吊りにされた女教師」
yh 2023-02-04 午後 23:52:22

「さてと、明日から春休みになるので、皆さん健康に気を付けて、部活動の人は部活で、他の人は家でゆっくりと暮らしてください」と声が聞こえる

此処は、高校の教室の中で、此処で担任の魁原恵乃花が、ホームルームを行っていた

そして、ホームルームが終わり、恵乃花も家に帰った

恵乃花は、スポーツが一切できず、文学部の顧問もしなかった

 

家に着くと、恵乃花は「さてと、明日からどうしようかな、暇だし、図書室へ行って本でも見てきますか」と思った

で、翌朝、恵乃花は、高校の図書館へ行く

図書室に着くと、恵乃花は、歴史の本などいろいろ手にとって、見ていた

で、本を見ていると、急に眠気が生じて、恵乃花は眠ってしまった

暫くして、恵乃花は目を覚ます

外を見てみると、もう真っ暗だった

恵乃花「いけない、寝むちゃったんだ、あれ、もう皆帰っちゃったのね、私も帰らなくちゃ、あ、図書委員の子、私に鍵を預けていったのね

しょうがない、鍵を閉めて帰りますか」と言った

恵乃花は、立ち上がると、一階の本を置いてある部屋の扉が開いていた

恵乃花「しょうがないわね」と、扉へ行き、部屋の中に入った瞬間、地面がなく恵乃花「え、きゃああ」と落ちて行ってしまったのである

果たして恵乃花は無事なのか

 

所変わって、此処は江戸のある屋敷、そこで二人の男の会話が囁かれていた

男「尾上様には、日頃感謝いたします」と言う声

尾上と呼ばれた男は、旗本尾上能登である

で、能登「おお、そうか、秋田屋、お前にも感謝しているぞ」

秋田屋と呼ばれた男は、廻船問屋秋田屋作兵衛である

この二人は、いつも組んで悪いことをしている

で、作兵衛「尾上様、これは、今日のおこずかいでございます、へへへ」と箱を渡す

箱の中身は、勿論金である

能登「いつも、すまんな」

作兵衛「それはいいのですが、どうやら我々の事を気づいた同心がいるらしくて」

能登「大丈夫だ、俺は旗本だぞ、同心が旗本に手をだせないのは知っているだろ」

作兵衛「え、そうですが」と言った

話をしている二人

 

すると、空から屋敷の中へ何かが吹っ飛んで来た、恵乃花だった

恵乃花「痛たたた、え、此処は何所?」と言う

恵乃花が落ちて来た場所は、自分の知らない部屋だったから

その大きな音に、能登の家来たちがやって来た

家来が何人か部屋の中に入り、一人の男が恵乃花に「貴様、何者だ、まさか隠密か」と刀を出した

恵乃花「え、な、何のことです、私、わかりません」

男は「怪しい奴め、ようし、体に聞いてやる、お前らこの女を捕えて座敷牢に入れておけ、なあにたっぷりと可愛がってやるよ」と言い

家来たちは、恵乃花を捕えて、縄で縛り、座敷牢で宙吊りにした

恵乃花の運命は

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